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公式用語・読解辞典|深層位相・CDPI・証拠・読者知識

OFFICIAL READER DICTIONARY / TERMS & BOUNDARIES

言葉が増えると、世界の境界が見える。

観測者圏には、読者の理解を助ける言葉と、読者が簡単に答えにしてはいけない言葉があります。この辞典は、深層位相、CDPI、証拠、知識、未知、読者補助の語を、本文を転載せずに読むための公式アーカイブです。

使い方:初読では日本語の説明だけを読み、読了後に英語ラベルと状態を照合してください。用語は謎を閉じる鍵ではなく、何が確認され、何が未確認で、どこからが解釈なのかを見失わないための境界線です。

A|WORLD / 世界観

観測者圏
観測する者と、観測されるものが固定されない領域。誰が主体で、誰が対象かを最初から決めず、視線・記録・判断の配置そのものを読むための作品名/世界の入口。
深層位相
現象・表示・記録・現実の間に生じる深いずれ。名称を一つの究極原因や存在の正体へ直結させず、観測された事実と、まだ説明されていない残差の両方を扱う。
Unknown
まだ確定していない状態。欠損や不存在と同じではない。行為者、原因、指示対象、関係、存在論、外部性など、未知には複数の種類がある。
Unknown Boundary
「何が分からないか」を正確にする境界。分からない範囲が狭くなったことと、答えが出たことは同じではない。
Negative Knowledge
分からないことを、分からないまま正確に保持する知識。「見つからない」「確認できない」「その説明では足りない」を、勝手に不存在へ変換しない。
Ordinary Causes First
異常を見たとき、まず通常の原因を排除する姿勢。深層位相という語が、すべての出来事を非日常の原因へ吸い上げないようにする。
Mystery Portfolio
謎を距離別の束として管理する考え方。Central/Arc/Local/Background Unknownを分け、全Unknownを一つの中心謎へ接続しない。

B|EVIDENCE / 証拠と知識状態

語 読者が確認すること 混同しないこと
Observation 何が実際に観測されたか。表示、音、身体反応、記録、行動など。 観測されたことと、その原因が確定したこと。
Evidence Ceiling その証拠から、どこまで言えるか。 推論が魅力的であることと、証拠が十分であること。
Raw Evidence 解釈が足される前の記録・表示。 後の解釈で原形の意味まで書き換えられること。
Preserved 保存された記録や複製。 保存されていることが、意味の確定を保証すること。
Verified Copy 照合された複製。 同一性の確認が、因果や究極原因の確認になること。
Derived 記録から導いた推論・時系列・関係。 導出された線を本文の直接事実として扱うこと。
Interpreted 人物・組織・読者による解釈。 解釈の強さを、公式の確認線と取り違えること。
Reader Knowledge
その時点で読者が知っていること。人物の知識とは一致しない。読者が見ている表示を、登場人物が見ているとは限らない。
Character Knowledge
その人物がその時点で知っていること。Known、Believed、Suspected、Unknown、Disprovenのように、知識の状態を分けて読む。
HOLD
主張や資料の来歴を保留する状態。公開正史そのものが壊れたという意味ではない。HOLD THE CLAIM, NOT THE CANON。保留線を残すことで、後から勝手に確定しない。
Conflict
記録同士の差異を、差異のまま追う状態。一方を消して整合させるのではなく、どこが一致し、どこが一致していないかを読者に残す。
読者への注意:表示されていないことは、存在しないことではありません。空欄、未確認、検索不発、未取得、未公開、意図的未知は、それぞれ別の状態です。

C|CDPI / 制度と組織

CDPI
中央深層位相研究所。深層位相に関わる観測・記録・検討・保存・判断を扱う公式アーカイブの中心組織。事件だけでなく、事件と事件の間にある制度の時間を読む。
DPIIU
Deep Phase Incident Integration Unit。日本語では深層位相事案統合班(統合班)。分野をまたぐ事案を、単独の専門や一人の英雄へ集約せず、証拠・判断・停止・引き継ぎの連鎖として扱う。
Core10
主要10人の観測軸。Core10は物語の重要な軸だが、CDPI全体の人数や制度そのものではない。主要10人以外の専門、運用、支援、監督の層が、組織を現実にする。
Institutional Memory
組織が過去の出来事を手順・配置・記録・信頼の変化として保持すること。出来事の後に何が変わり、何が残り、何が次の人へ渡ったかを追う。
Procedural Memory
手順の記憶。新しい手順が過去の手順を消すのではなく、改訂・保留・廃止を含めて履歴として残る。
Scene Ownership
その場面で誰の判断・感覚・知識が中心になるか。会話に参加している全員が同じ重さで知っていることにはしない。
No Hero Organization
組織を一人の英雄だけで解決させない原則。専門性と権限を分け、誰が提案し、誰が承認し、誰が止め、誰が記録したかを追う。

D|READER / 読者画面と読解

Reader Subtitle
読者の視線を補助する短い案内。本文を説明し直すものではなく、その話を読むときの観測焦点を一つだけ示す。
Observation Note
確認できたこと/まだ確認できないこと/Evidence Boundaryを分ける補助記録。作者の総括解説や、答えの先回りではない。
Evidence Boundary
本文や正式公開情報から、ここまでは確認できるという線。線の外側を空想してはいけないという意味ではなく、空想と公式確認を混ぜないための線。
Reader Evidence Loop
読者の迷い・回遊・読了・用語のつまずきを、Canonの権威ではなく読者サービスの改善に使う考え方。読者の反応が、そのまま正史設定になるわけではない。
Reader Reward
未解決の終わりにも残される具体的な収穫。危険の除外、新しい証拠境界、関係の変化、制度の変化、より精密になった問いなど。
Reading Depth
同じ正史を、出来事・証拠・人物・制度の順に深く読むこと。情報量を増やしても、初見読者の入口を塞がないための層構造。

この辞典の最重要三行

Character Knowledge ≠ Reader Knowledge

Reader Knowledge ≠ World Truth

Mystery Resolution ≠ Consequence Resolution

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ARCHIVE NOTE:用語の説明は読者向けの公開インターフェースです。未公開の究極原因、本文にない人物関係、非正史からMAIN CANONへ戻る設定を追加していません。