SF・思弁小説を中心に、観測、認識、因果、境界、そして「こちら側」と「向こう側」の関係を描く。
現在、『観測者圏:深層位相 正史』を執筆・公開中。
科学的な観測手順や記録の形式を物語の基盤としながら、観測する側と観測される側の境界が少しずつ崩れていく過程を描いている。
未知の存在を最初から説明するのではなく、断片的な現象、記録、身体感覚、言葉の変化を積み重ねることで、読者自身が「何が起きているのか」を観測する構造を重視している。
『観測者圏:深層位相 正史』では、〈縁〉、沈降域、地図線、語り位相、反応域などの独自概念を軸に、観測そのものが未知の現象との接続になっていく世界を構築している。
物語の中で答えを急がず、説明できないものを説明できないまま残すこと。
そして、ひとつの現象が次の問いを生み、その問いがさらに別の現象を呼び込むこと。
その連鎖そのものを、作品の中心に置いている。
著者名:リグ(RIG)
観測することは、見ることだけなのか。
それとも――
見つけた瞬間から、こちら側もまた観測され始めているのか。
