Scene 01|返さないという判断 午前六時十二分。 中央棟の照明が、夜間モードから通常照明へ切り替わった。…
Scene 01|起点検証 画面の隅に、前夜にはなかった数字が浮いていた。 黒瀬零は、すぐには触れなかった。 …
Scene 01|監査の輪郭 黒瀬零は、監査室の照明を一段落としていた。 天井の中央灯だけが机を照らしている。…
Scene 01|三つではない 「三つじゃない」 綾音理沙の声は短かった。 それでも、モニタルームの空気が一度…
Phase 00|残った朝 施設は、夜が終わるより先に朝を始めていた。 監視は続き、記録も続いている。 夜間設…
Phase 00|記憶のない朝 慎一は朝の光に目を開けた。 窓の外は薄い灰色だった。雨は上がっている。けれど路…