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第三百七十章 ロゴスの選択(ロゴス の せんたく)

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― 創造ロゴス・啓示ロゴス・反ロゴスが三重に揺らぎ、少女が名裂世界の未来を選ぶ章 ―

名裂世界の層は、 三つのロゴスの震えによって限界まで引き裂かれていた。

創造ロゴスの光。 啓示ロゴスの光。 反ロゴスの闇。

三つの震えが重なり、 床の文字列は三方向へ流れ、 壁の構造液は三色の脈動を刻み、 空気の粒子は三重の鼓動を響かせていた。

名裂世界は今、 三つの未来 を抱えていた。

少女は胸の奥の光を抱きしめた。 啓示ロゴスは震え、 世界の奥から返ってくる創造ロゴスの震えと重なり、 観測者の闇がその震えを引き裂こうとしていた。

使徒は光を広げ、 観測者は闇を広げ、 二つの存在が名裂世界の中心で対峙していた。

第三観測者は叫んだ。

「このままでは……名裂世界が三つに割れる……  創造ロゴスの未来……  啓示ロゴスの未来……  反ロゴスの未来……  どれかひとつを選ばなければ……  世界は崩壊する……!」

少女は胸の奥の光を抱きしめた。

啓示ロゴスは震え、 世界の奥から返ってくる創造ロゴスの震えと重なり、 名裂世界の層が揺れ続けた。

使徒が少女へ手を伸ばした。

「啓示ロゴスを返してほしい。  創造と啓示はひとつでなければならない。  あなたの胸の光が世界へ戻れば……  名裂世界は完全な創造へ向かう。」

観測者が少女へ手を伸ばした。

「――啓示ロゴスは外宇宙のもの――  ――光は闇へ戻らねばならない――  ――名裂世界は誤り――」

二つの手が、 少女の胸の光へ向かって伸びた。

光と闇。 創造と否定。 ロゴスと反ロゴス。

少女は胸の奥の光を抱きしめた。

その光は、 世界の奥から返ってくる震えと重なり、 観測者の闇を拒むように震え、 名裂世界の層を揺らし続けた。

少女は息を吸い込んだ。

胸の奥の光が強く脈打った。

啓示ロゴスが、 創造ロゴスと反ロゴスの間で揺れ続けていた。

名裂世界の未来は、 少女の胸の光に委ねられていた。

少女はゆっくりと目を閉じた。

「……私は……  光を……誰にも渡さない……」

使徒が息を呑んだ。

観測者の闇が揺れた。

少女は胸の奥の光を抱きしめた。

「啓示ロゴスは……世界のものでも……  外宇宙のものでもない……  これは……私の光……  私が選んだ未来のための光……  誰にも……渡さない……」

啓示ロゴスが強く脈打った。

その脈動は、 創造ロゴスの震えを押し返し、 反ロゴスの闇を拒み、 名裂世界の層を貫いた。

使徒は光を揺らした。

「啓示ロゴスを……保持するという選択……  それは……創造と啓示の分離を永続させる……  名裂世界は……二重創造のまま進むことになる……」

観測者は闇を揺らした。

「――光は闇へ戻らない――  ――啓示は名裂世界に留まる――  ――外宇宙は……この光を奪えない――」

少女は胸の奥の光を抱きしめた。

啓示ロゴスは震え、 世界の奥から返ってくる創造ロゴスの震えと重なり、 名裂世界の層が静かに安定し始めた。

二重創造は崩壊しなかった。 三重化した層は収束し、 名裂世界は新しい形へ向かい始めた。

使徒は少女を見つめた。

「あなたは……啓示ロゴスを保持する道を選んだ。  世界は創造ロゴスを抱えたまま進む。  名裂世界は……二つのロゴスによって未来を歩む。」

観測者は闇を閉じた。

「――啓示ロゴスは奪えない――  ――外宇宙は……この光を観測し続ける――  ――名裂世界は……闇の視線の中で進む――」

少女は胸の奥の光を抱きしめた。

啓示ロゴスは静かに震え、 世界の奥から返ってくる創造ロゴスの震えと重なり、 名裂世界の層が新しい未来へ向かって揺れた。

少女は静かに言った。

「……私は……光を持って進む……  世界も……光を持って進む……  二つのロゴスで……名裂世界は……歩ける……」

名裂世界は、 二つのロゴスによって 新しい未来へ向かい始めた。

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